マイクラサーバーのメモリ割り当て量を増やそう
今回は、VPS上に構築したマインクラフトサーバーのメモリの割り当て量を増やす方法について説明します。
※Java版です。
(そうでない環境もあるかもしれませんが)
基本的に、VPSサーバのプランをアップグレードしても、
マインクラフトに割り当てられるメモリ割り当て量(ヒープメモリサイズ)は、連動して変わってくれるわけではありません。
自分で変更が必要になります。
先日、とある配信者の方向けにサポートさせていただいたのですが、
今後も有益かな、と思って記録に残しておくことにしました。
以下、手順です。
(前提)
CentOS 7.5(1804)
(手順)
1.コンソールに接続
サーバのコンソール画面に接続します。
2.起動ファイルのバックアップ
以下のコマンドを実行します。
cp -p /etc/systemd/system/minecraft-server.service /tmp
→ これで、今の設定値のバックアップを取っています。
3.起動ファイルの編集
以下のコマンドを実行します。
vi /etc/systemd/system/minecraft-server.service
→ “vi” で編集するアプリケーションを起動します。vi 編集されるファイル名 です。
→ minecraft-server.service というのは、マインクラフトサーバーの起動用のスクリプトです。
viの画面が開いたら、
12行目辺りにある “ExecStart” から始まる行を見つけたら、 “-Xmx****M” と書いてある部分を編集します。
例えば、8GB割り当てたい場合は、 “-Xmx8092M” とします。(1GBは1024MBなのでその倍数を指定してください)
入力モードに移行するには、編集したい位置で “i” キーを押下します。
入力モードを終えるには、ESXキーを押します。
編集が完了したら、” :wq ” (コロンとダブリュー、キュー)を押します。
こうすることで、編集内容を保存して、viが終了します。
編集を失敗した場合は、” :q! ” (コロンとキュー、ビックリマーク)を押します。
こうすることで、編集内容を破棄して、viが終了します。
4.マイクラサーバーの再起動
以下のコマンドを実行します。(実行するとマイクラサーバが再起動します)
systemctl restart minecraft-server.service
5.確認
以下のコマンドを実行します。
systemctl status mine-craft-server.service
→ “Active (running)” という表記になっていることを確認します。(これでサーバーが稼働していることになります)
→ 7、8行目に設定した “-Xmx****M” の表記がありますので、設定通りになっているか確認します。
以上です。